孤高の芸術
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究極の映像美

常に新しいチャレンジを続ける
新日本フィルが
大友直人とともに描く
オーケストラ・モンタージュ
──“死と愛”の物語

「多分、君の映画にもバッハの名は出てますよ」

ジュゼッペ・トルナトーレ作品の音楽全てを担当した巨匠エンリオ・モリコーネが、監督に語った言葉だ。今でこそ“オリジナル・サウンド・トラック”が注目される時代だが、初期の映画音楽を担っていたのは、サン=サーンスやショスタコーヴィチ、エリック・サティと言ったクラシックの作曲家であった。「映画」と「音楽」の蜜月は、レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団が“ファンタジア”で示したように、今日まで脈々と受け継がれている。

世界で最も有名な“愛のテーマ”を書いた偉大な作曲家の死── 昨年から続くコロナ禍で、人は“死”をより身近に感じ、離れた人を想う“愛”の美しさを認識するようになった。今回はそんな“死と愛”を切り口として、映画に使われたクラシック音楽や、1960年代「ハリウッド黄金期」に生まれた名作映画の音楽をお届けする。「モンタージュ」とは、様々な視点から映像を組み合わせる映画技法のこと。オーケストラが映画音楽を取り上げることは珍しくはないが、今回はオーケストラ自身、自らモンタージュされるという前代未聞の試みである。主演 : 新日本フィルが演ずる、壮大な「死と愛」の物語を、他に類を見ない究極の映像美、ロックでソウルフルな世界観によって、ぜひご体感ください。

*ジュゼッペ・トルナトーレ…イタリア屈指の名映画監督。代表作『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』など。作品はすべて、エンニオ・モリコーネが音楽を手掛けている。

NEWS
最新情報

2021.03.15 
新日本フィルによる新時代を告げるオーケストラの映像表現、公式レポートが到着 [Billboard JAPAN]

2021.03.14 
特設サイトにプログラムノートを追加しました。

2021.03.12 
[コンサートレポート]新日本フィル、まるで映画のような世界観を描き出した特別配信公演[BARKS]

2021.03.10 
好評につき追加配信決定を記念し『シベリウス : 交響詩「フィランディア」』全編をYouTubeにて公開中!

2021.03.10 
ご好評につき追加オンデマンド配信決定!

2021.03.06 
「オーケストラ・モンタージュ ー “死と愛”の物語」はここがスゴい!、制作担当者インタビュー

DATE
日時

好評につき追加配信決定!
オンデマンド配信
2021年3月14日12:00
〜3月20日23:59

PERFORMER
出演者

指揮者 : 大友直人
ナビゲーター : 三原勇希
管弦楽 : 新日本フィルハーモニー交響楽団

PROGRAM
プログラム

  • シベリウス:
    交響詩「フィンランディア」
  • マーラー:
    交響曲第5番より
    “アダージェット”
  • モリコーネ:
    『ニュー・シネマ・パラダイス』より
    “愛のテーマ”
  • バーバー:
    弦楽のためのアダージョ
  • ロータ:
    「太陽がいっぱい」
  • マンシーニ:
    『ティファニーで朝食を』より
    “ムーン・リバー”
  • 山本直純:
    男はつらいよ
  • ルグラン:
    シェルブールの雨傘
  • モノ―:
    愛の賛歌

Photo Mitch Ikeda

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TICKETS
チケット情報

視聴チケット+
アーカイブ視聴:
¥1,800税込

システム使用料、各種手数料、決済方法は各プライガイドで確認ください。

視聴チケット販売期間:
2021年3/10~3/2021:00
(チケットぴあ 3/2019:00まで)

※コンビニ払いは販売期間が異なります。各プレイガイドで確認ください。
※ 新日本フィル・チケットボックスおよびチケットオンラインでは販売いたしません。
※ 本公演はオンライン配信限定です。ホールご鑑賞チケットの販売はありません。

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Photo Mitch Ikeda

PROGRAM NOTE
プログラムノート

冒頭華々しく演奏されるのは、フィンランドの第2の国歌とも言われるシベリウス : 交響詩「フィンランディア」

こちらは映画『ダイ・ハード2』のクライマックスに使用されています。1899年ロシアの圧政に苦しむ中で作曲された作品で、フィンランドへの愛国心を煽るものとしてロシア政府が演奏禁止処分にしたのは有名なエピソードです。困難な状況を生き抜く人々の誇りと底力を感じさせる作品で金管楽器の活躍が印象的です。本配信では北欧を連想させるブルーを基調としたライティング、立体的にまるで呼吸をするように伸縮するレーザーにもご注目ください。

昨年2020年の夏、映画音楽の巨匠エンリオ・モリコーネが91歳で亡くなりました。前半はその追悼の意味も込めた選曲です。世界で最も有名な“愛のテーマ”を書いた偉大な作曲家の死—「死と愛」という対極にあり実は密接に繋がっている、人生そのものを表すようなトピックが本配信の大きなテーマでもあります。

1971年に公開された映画『ヴェニスに死す』。そこで全編にわたり使用されているのがグスタフ・マーラー『アダージェット』です。交響曲第5番の第4楽章にあたり、弦楽器とハープだけで演奏される10分ほどの甘美な作品です。映画では「愛と隣り合わせの死」を印象付ける重要な役割を担っていますが、今回は幻想的な雰囲気の演出とともに夢と現実の狭間へと誘います。

続いてはモリコーネ作曲映画『ニューシネマパラダイス』より“愛のテーマ”。映画技師アルフレードと少年トトの、人を想う気持ち、愛の詰まった名作。作品をさらに際立たせているのがこの楽曲です。その中でもヴァイオリンがソロを奏でる愛のテーマは感動を誘います。今回の配信では冒頭部分が、オープニングや各セクションの間に挿入され、印象的に使用されています。

アメリカの作曲家サミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」は、その儚げで内面に染み入るメロディ、緊張感を保ちながらも人の琴線に触れる作品の持つ力に心を打たれた方も多いはず。元々は弦楽四重奏曲第1番の第2楽章だったものを編曲した作品で、トスカニーニによって初演されています。J.Fケネディの葬儀で使用されて一躍有名になりましたが、映画『プラトーン』の感動的なエンディングなど、多くの映画作品にも使用されています。ライティングは祈りを表現するようにシンプルな灯りで演出されています。

後半は1960年代「ハリウッド黄金期」に生まれた不朽の名作とよばれる映画音楽を選曲。ニーノ・ロータ「太陽がいっぱい」は名優アラン・ドロンを有名にした同タイトルの映画で使用された楽曲で『ゴッドファーザー』などと並ぶ代表作です。現代のサスペンス・ドラマのはしりとも言える人間の心の奥底の愛憎劇がイタリアの美しい景色を背景に見事に描かれており、弦楽器の調べに乗ったトランペットのソロが印象的です。主演のオードリー・ヘップバーンが窓際で歌うシーンがあまりにも有名な映画『ティファニーで朝食を』よりヘンリー・マンシーニ作曲“ムーン・リバー””。この曲はアカデミー歌曲賞の他、グラミー賞でも最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞しており、フランク・シナトラ、ジュディー・ガーランド、アレサ・フランクリンをはじめ、名だたるアーティストによってカヴァーされてきた名作中の名作です。

舞台を欧米から葛飾・柴又に移し、山田洋次監督作品『男はつらいよ』 より天才・山本直純の作曲したテーマ音楽をお届け。誰が聞いても下町を思い起こすほどに印象的なイントロですが、何を隠そう山本直純は小澤征爾とともに新日本フィルを創設した一人で、小澤と共に人気テレビ番組「オーケストラがやって来た」等で、クラシック音楽の土壌を耕し、オーケストラ文化の敷居を低くして一般の人々にも手の届くものにした功績は絶大です。いまのシンニチの基礎を作られた方で、数多くの共演を果たし、その精神は楽員の中に脈々と受け継がれています。寅さん同様、本当に多くの人に愛された山本直純の人柄が垣間見れるような暖かく人情味あふれる作品を心からの共感を持って演奏しています。

配信はいよいよ終盤に差し掛かります。2019年に惜しくもその人生に幕を閉じたミシェル・ルグラン『シェルブールの雨傘』は、全編音楽のみ、台詞が一切ない完全なミュージカル映画です。戦争が引き裂いた二人の愛、人生の番狂わせ...しかしそれぞれが新しい人生を前向きに歩んでゆく、悲しさの中にある種の明るさが隠されているところがこの作品の魅力です。新日本フィルとルグランは2012年に共演を果たしており、その時の様子などはトークコーナーにて、フルート奏者の渡辺泰とヴァイオリン奏者の松宮麻希子が、山本直純との思い出とともに語っておりますので、お見逃しなく。

本配信の最後を飾るのはマルグリット・モノー作曲「愛の賛歌 」です。エディット・ピアフの歌ったこの世界的な楽曲は、今回、唯一、映画音楽とは直接的な関係はない、けれど「死と愛」というテーマにぴったりの楽曲です。死をも恐れぬ愛とも取れるほど情熱的に相手のことを想う歌詞は、ピアフ自身の恋と重ねたエピソードが語り継がれるほど。日本も含め世界中のアーティストに愛されカバーされるこの楽曲で「オーケストラ・モンタージュ」はエンディングを迎えます。

各セクションの間にはナビゲーターの三原勇希が進行するトークコーナーが設けられており、指揮者の大友直人、コンサートマスターの西江辰郎、フルート奏者の渡辺泰、ヴァイオリン奏者の松宮麻希子が登場。エピソード紹介や楽曲解説など、あたかも音楽番組のように構成されています。

Photo Mitch Ikeda

PROFILE
プロフィール

大友直人

指揮:大友直人
Naoto Otomo, Conductor

桐朋学園在学中にNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本のクラシック音楽界をリードし続けている。これまでに日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督。 国外においてはロイヤルストックホルム管弦楽団、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、オーケストラカンヌ、ルーマニア国立放送交響楽団、インディアナポリス響、コロラド響に等に度々招かれており、ハワイ響には旧ホノルル響時代から20年以上にわたり招かれている。 また、東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、数々の自主制作の企画を成功に導いた。 小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはサヴァリッシュ、ヴァント、ライトナー、ブロムシュテット、シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではバーンスタイン、プレヴィン、マルケヴィチらにも指導を受けた。

新日本フィルハーモニー交響楽団

管弦楽:
新日本フィルハーモニー
交響楽団

New Japan Philharmonic, Orchestra

「一緒に音楽をやろう!」1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。同年オープンのすみだトリフォニーホールを活動の本拠地とし、日常の練習と公演を行うという日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も精力的に行っているのが特徴的。 99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。2003年から13年までクリスティアン・アルミンクが音楽監督を務めた。10年より6年間ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP 、13年よりインゴ・メッツマッハーがConductor in Residenceに就任。受賞歴に06年第3回三菱信託音楽賞奨励賞、09年第18回三菱UFJ信託音楽賞、同年第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞。 16年9月(2016/2017シーズン)より、ドイツの歌劇場で研鑽を積んだ指揮者・上岡敏之が音楽監督を務めている。 また、04年に音楽家・久石譲と立ち上げた “新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ”で幅広い人気を集め、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。斬新な企画と優れた演奏は高く評価されている。 20 年より久石譲が新日本フィルComposer in Residence and Music Partnerに就任。
公式ウェブサイト:www.njp.or.jp
公式Twitter:@newjapanphil
公式Facebook:newjapanphil
公式Instagram: newjapanphil

三原勇希

ナビゲーター:三原勇希
Yuki Mihara, Navigator

1990年生まれ。大阪府出身。愛読していたティーン向けファッション雑誌「ニコラ」のイベント会場にてスカウトされ13歳の時にモデルとしてデビュー。その後、tvkテレビ神奈川「sakusaku」で4代目MCを務めるなど様々な音楽番組やテレビ番組に出演。音楽、スポーツ、ファッションと多才多趣味を活かし、テレビ・ラジオ・雑誌・Podcast・コラム執筆などマルチにで活躍。現在はJ-WAVE「ROPPONGI PASSION PIT」、スペースシャワーTV「ヨルジュウ♪」、Spotify「POP LIFE:The Podcast」でレギュラー出演、2021年1月には共著「令和GALSの社会学」を発売。

藤井大輔

映像監督 : 藤井大輔
Daisuke Fujii, Movie Director

映像作家。2015年からフジロックのオフィシャル映像チーム・ディレクターを務める他、朝霧JAM、りんご音楽祭、FUJI&SUN、SUKIYAKI MEETS THE WORLD、FESTIVAL de FRUE、DOWNLOAD JAPAN、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO、など国内の様々なフェスで映像制作を行う。ライブステージ映像の収録や配信、MV、企業PV等を手がける中で、近年ではKAJIMOTOとのタッグにより、 サー・アンドラーシュ・シフのライブ配信を始め、BLUOOM X SEP2020、小菅優、ウィーン・リング・アンサンブル、大萩康司、佐藤俊介&オランダバッハ教会、林英哲他、クラシック音楽等の映像も手がける。
https://daisukemotion.myportfolio.com/

オノ セイゲン

録音 : オノ セイゲン
Seigen Ono, Recording and Mastering

レコーディング / ミキシング / マスタリング・エンジニア。アナログコンソール時代からDAW、最新のVRのための立体サラウンド(イマーシブ)まで制作現場を熟知。もっとも効率的なワークフローを提案・実施している。DSD、ハイレゾリューション・オーディオの強力な推進者でもある。録音エンジニアとして、82年録音の坂本龍一「戦場のメリークリスマス」、清水靖晃「うたかたの日々」、渡辺貞夫「ELIS」、加藤和彦、三宅純、今井美樹、ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、マンハッタン・トランスファー、オスカー・ピーターソン、キース・ジャレット、マイルス・デイビス、キング・クリムゾン、ジョー・ジャクソン、スティーブ・ジャンセンなど多数のアーティストのプロジェクトに参加。

空本朋之

照明 : 空本朋之
Tomoyuki Soramoto, Lighting

ライティングアーティスト。照明デザイナー、プログラマ。光の普遍性と特異性から人の心が揺れる作用に注目し、ライブ演出の照明デザインからアートプロジェクトへの参加やインスタレーション制作なども行う。音が持つ世界観を光で抽出することに焦点を当てた空間演出で様々な分野で活動中。FUJIROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、ULTRA JAPAN等の野外音楽フェスから、DJ KRUSH、石野卓球などアーティスト、バンド、DJの単独公演、MUTEKなどデジタル/メディアアートフェスティバルの照明プランニング、またJR博多駅の大型イルミネーションのプログラミングなどを手がける。

Team MOV. by KAJIMOTO

プロダクション :
Team MOV. by KAJIMOTO

Team MOV. by KAJIMOTO, Production

クラシック音楽を中心に国内外のアーティスト・マネジメント、コンサート/フェスティバルの企画運営等を手掛けるKAJIMOTOが、2020年に立ち上げた映像事業部門。同社が約70年に渡って培った音楽への専門性、企画制作力と、映像ディレクターに藤井大輔氏を迎えタッグを組むことで、プロデュース、撮影、プロモーションまで、一貫して既存の展開にとらわれない、新たな切り口による音楽映像作品の制作・配信をミッションとして掲げている。

Photo Mitch Ikeda